計算スピードを高めるトレーニング

数学でも理科でも計算を伴わないような問題はまずないから、一題解くごとに計算の速い人と計算の遅い人の差が開いていく。合格するかどうかのボーダーラインにいるような大学受験生たちは、考える能力にはそれほど大きな差がないだろうから、最終的に合否を分けるのは基礎的な計算力、計算スピードということになってくるのだ。計算スピードの違いは、普段の勉強の段階から少しずつ合否に響いてくる。計算スピードの速い人はある問題集の10題を2時間で解けるかもしれないが、計算スピードの遅い人は2時間で8題しか解けないかもしれない。そうすると、2時間につき2題分ずつ勉強量に差が出てくる。それが積み重なっていけば、膨大な勉強量の差が出てくることになる。本番の試験だけではなく、勉強量においても差がついてくるのだから、計算スピードの遅い人は非常に不利な状態に置かれているのだ。基礎的な計算力を甘く見ず、小学生時代にきっちりと計算力をつけておくことが重要だ。時間を計って計算練習をすることによって、計算スピードを高めるトレーニングを積んでおこう。

教育産業に無駄なお金をかけない

相手は教育コンサルタントといってもあくまでも「個別指導塾に勤務する人間」。彼らにとってこれらの情報は、いわば飯の種です。そうやすやすとすべてを教えてくれることは、期待しない方がいいでしょう。ある程度情報を引き出すことができればそれでよし、とするべきです。むしろ、情報を小出しにされ、「あとはうちに入塾してもらえば……」という甘い言葉にどう対抗するかを考えた方がいいでしょう。のちのち個別指導塾のしつこい勧誘に合い、面倒なことになることも考えられます。すると、これはやはり、ある程度の投資をして、プロの教育コンサルタントに依頼した方が、長い目で見れば必ず安くつくはずですし、有効な投資となるはずです。教育コンサルタントといっても色々な人間がいますから、「腕がよく、人柄も信頼できる」という人を、クチコミやインターネットなどのあらゆるつてを探って見つけましょう。そして、「相談」「分析」「プログラミング」「対処法」「勉強法」を出してもらうことです。信頼できる教育コンサルタントなら、「あなたのお子さんは予備校に通った方がいい」「家庭教師の方が伸びるはず」など、迷いを断ち切るアドバイスもしてくれるはず。「偏することのない見方」、これを信じて、教育産業に無駄なお金をかけないことが大切です。

予備校が熱心に子どもを指導する

予備校は一つの家庭からより多くのお金を引き出すことばかり考えているわけではありません。あなたのお子さんが志望校(これには第一から第三まで含まれるのは、もちろんのことです)に入ること、さもなければある程度名が知られている有名校に合格することを望んでいる他人は、誰よりも予備校なのです。なぜでしょう。それは「当予備校の生徒が○○校に合格」と宣伝して次の顧客確保ができるからです。一人でも多くの子どもが志望校に、それも、できるだけ有名校に合格すればするほど、「あの予備校に通えばいい学校に入れる」という評判が立ち、こぞって入学希望者が集まってくる……。予備校が熱心に子どもを指導するのは、そのためだと言っても過言ではありません。と、ここまで読んできて「やっぱり志望校に合格するには、予備校に通うことが欠かせないんじゃないの。だって、たとえ宣伝材料に使うという目的だって、真剣に子どもが合格することを願ってくれるんだし、そのためにあらゆる手だてを考えてくれるんだもの。夏期講習だってなんだって受けさせるわ!」と思われるかもしれません。